SE「Misirlou」をバックに、雨が降りしきるLAKESIDE STAGEに登場したフジファブリックは「Sugar!!」で勢いよくライブを開始。山内総一郎(Vo, G)は「山梨〜!」と絶叫し、志村正彦がフジファブリックを結成した土地、いわばバンドの故郷である山梨県でライブをできる喜びを爆発させる。
サポートドラマーのあらきゆうこ(MI-GU)が刻む鼓動のようなビートに乗せたドラマチックなバラード「Green Bird」では、山内の歌声が広大なフィールドに響き渡る。「降り過ぎやろ!」と止まない雨に文句を言いつつも山内は「この場所はフジファブリックの生まれ故郷であります。2年ぶりに『SWEET LOVE SHOWER』に出演できてうれしく思っております」と語り、加藤慎一(B)による踊るベースラインと金澤ダイスケ(Key)が弾くスペーシーなフレーズが印象的な「流線形」を伸びやかに歌い上げた。
「虹」では観客たちが雨雲を押し上げるかのように手を高く掲げて大合唱。金澤も「雨よ! 止め〜!」と声を上げて鍵盤をダイナミックに鳴らし、山内もステージ前方で雨に打たれながら渾身のギターソロを弾いた。壮絶なプレイでひとしきり盛り上がったあと、山内はメンバーを紹介。彼は最後に志村の名前を呼んだあと、夏の終わりにぴったりな「若者のすべて」を情感たっぷりに届けた。
セットリスト
01. Sugar!!
02. Green Bird
03. 流線形
04. 夜明けのBEAT
05. 虹
06. 若者のすべて
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