「SWEET LOVE SHOWER」初出演のORANGE RANGE。彼らはフィールド後方まで埋め尽くした観客に向けて、挨拶代わりの1曲目として「上海ハニー」をプレゼントする。いきなり大ヒット曲が始まり、オーディエンスは大興奮。RYO(Vo)が曲中にカチャーシーを踊るようリクエストするとステージ前には踊る人の姿が広がり、「Special Summer Sale」ではHIROKI(Vo)のレクチャーを経て一体感のあるコール&レスポンスが繰り広げられる。
その後も、メンバーは時間が惜しいとばかりにMCをコンパクトに済ませ、矢継ぎ早にヒット曲を連発。新たなライブの定番曲として浸透している「SUSHI食べたい feat. ソイソース」では「SUSHI食べたい」コールを巻き起こし、「ロコローション」ではお祭り騒ぎに拍車をかける。
百戦錬磨のライブバンドの貫禄を感じさせるHIROKI、RYO、YAMATO(Vo)の息ぴったりの掛け合いと、NAOTO(G)とYOH(B)がサポートドラムと共に奏でるアグレッシブなバンドサウンドが、晩夏の山中湖畔に再び夏を呼び戻していく。極め付けとなったのはRYOの「1人だけ仲間ハズレがいる! そいつはブ厚い雲の上にいます!」という言葉から始まった「イケナイ太陽」。異様な熱気がフィールドに渦巻き、そのまま「キリキリマイ」になだれ込むと狂騒はピークに達した。
その後、一旦ステージを去ったメンバーだが、熱烈なアンコールに応え再登場。HIROKIは「俺たちにドリカムを観させてくれ!」とぼやきながらも、「1曲だけ!」と「お願い!セニョリータ」をドロップする。バンドはサービス精神あふれたパフォーマンスでオーディエンスを狂喜乱舞させ、壮絶な余韻を残して嵐のように去っていった。
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