2005年以来11年ぶり、会場を山中湖に移してからは初の「SWEET LOVE SHOWER」となったグループ魂。まず最初にステージに登場した港カヲル(46歳)は、オーディエンスに向けて「いやー来たよ、わざわざ来てやったよ山中湖!(笑)」と挨拶。やりたい放題でモノマネや下ネタを連発するが、背後から早くもほかのメンバーがステージへ。「早いよ!」とカヲルが文句を言う中、1曲目「ずるむケーションブレイクダウン」が始まった。
「パンチラ・オブ・ジョイトイ」では小園(B)と石鹸(Dr)の高速のビートに乗せて、カヲルとバイト君(大道具)がジャンプを繰り返す。MCで破壊(Vo)は「SWEET LOVE SHOWER」への11年ぶりの出演について観客に「前は日比谷野音でやってたって知ってる? まだ生まれてないか(笑)。いや、前のほうのババアは生まれてるか(笑)」と毒づいてオーディエンスを笑わせた。そこへ女子高生ルックのカヲルが登場。インパクト十分のルックスにどよめきが起こる中、破壊は「今日は若い人を取り入れるんだから、若い曲をやろう」と紹介し、「High School」へ突入した。カヲルとバイト君のキュートなダンスに合わせて、観客も楽しそうに腕を振り続けた。
ここで衣装を改めて登場した港カヲルは「大事な話があるんだけどね……」と、2017年2月に東京国際フォーラム ホールAとオリックス劇場でソロコンサートを行うことを告知する。しかし日程が先すぎるためか、「来てくれる人!」という彼の声に対して挙手する観客の少なさに「なんなの! 助けてください、自己破産しちゃうよ!」と愕然。そして「カヲルのいいところを見せるから、考えなおしてほしい」と、「ラーメン二郎」を熱唱した。
歌い終えたカヲルは「あのね、だいたいわかった。なんか来ない予感がする(笑)」と、観客の反応に何かを感じた様子。そしてコンサートを2部制にし、「1部は俺のコンサートを35分やろう。2部はグループ魂のライブにしよう」と宣言し、暴動(G)から「短けえな……(笑)」、破壊から「ヤだよ、めんどくせえ!」と突っ込まれていた。
最後の曲「チャーのフェンダー」では、暴動と遅刻(G)がギターソロの掛け合いを披露し会場を沸かせる。演奏が終わるとカヲルは「帰れバカ野郎! もう時間だバカ野郎!」と、若干押し気味の時間を気にしてメンバーを追い立てた。最後に残ったカヲルは「本日は45分コースでお送りいたしましたが、ロングでお楽しみになりたい方は2月にソロコンサートが……」と懲りずに告知。最後までオーディエンスを笑わせっぱなしのライブとなった。
セットリスト
01. ずるむケーションブレイクダウン
02. パンチラ・オブ・ジョイトイ
03. 彦摩呂
04. High School
05. 君にジュースを買ってあげる♥
06. ラーメン二郎
07. さかなクン
08. ペニスJAPAN
09. チャーのフェンダー
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