徐々に霧が立ち込め始めたFOREST STAGEに、このステージの最後のアクトを務める石崎ひゅーいが登場した。大きな手拍子に迎えられた石崎は、一度大きくジャンプをしてから「夜間飛行」を激しいアクションとともに熱唱。「シーベルト」の曲中には雨が降り始めるが、石崎は空を見上げながらメッセージ性の強い歌詞を高らかに歌い続けた。
熱いパフォーマンスから一転し、MCでは「4年前に『SWEET LOVE SHOWER』に出させてもらったとき、2曲ぐらい歌ったらこういうふうに雨が降ってきました。デジャブを見てるんじゃないかと……(笑)。昨日は雨を降らすのがイヤで、てるてる坊主をいっぱい作りました。全然ダメでした(笑)」と語り、オーディエンスを和ませる。しかしその直後には真剣な表情で「第三惑星交響曲!」と曲タイトルを叫び、ステージ前方で雨を浴びながら圧巻の歌声を届けた。
「3329人」でパフォーマンスはますます激しくなり、石崎はステージ上をのたうち回るように行き来しつつ切実な声で叫び続ける。歌い終えた彼は一瞬放心したようにステージに座り込むが、立ち上がってマイクを手にし「雨の中、本当にありがとう」とオーディエンスに感謝を述べた。最後に披露されたのは「花瓶の花」。ここまでのステージとは雰囲気をがらりと変え、石崎は温かく力強いラブソングをじっくりと歌い上げた。感動的な空気が満ちた会場に向け石崎は手を叩き、彼のパフォーマンスを見守った観客へ改めて感謝の気持ちを送っていた。
セットリスト
01. 夜間飛行
02. ピーナッツバター
03. シーベルト
04. 第三惑星交響曲
05. 3329人
06. 花瓶の花
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