[Alexandros]

Mt.FUJI STAGEのトリはスペースシャワーTVで冠番組「Welcome![Alexandros]」を持つ、「SWEET LOVE SHOWER」常連の[Alexandros]。SEの「Burger Queen」が流れる中、雨模様の空を仰ぎながらステージへやってきた彼らは映画「ターザン：REBORN」日本版主題歌の「Nawe, Nawe」で華々しくライブの幕を開ける。

川上洋平（Vo, G）は「新しいアルバムに入ってる曲ちょっとだけやっていいですか？」と11月9日にリリースするニューアルバム「EXIST!」より新曲の一部をおすそ分け。白井眞輝（G）のレスポールが唸り、磯部寛之（B, Cho）と庄村聡泰（Dr）が剛健なビートを放つこの曲に観客は狂喜乱舞するが、川上は「おとなしいぞ！ もっと騒ごうぜ！」と物足りない様子。そのままロックアンセム「Kick&Spin」を投下し、フィールドをさらなる熱狂の渦へと誘った。

8月24日にリリースしたばかりのロックバラード「Swan」に続き、キラーチューン「Starrrrrrr」が披露されると、オーディエンスは激しいジャンプでMt.FUJI STAGEを大きく揺らす。その後、川上はステージ前方までマイクを手に駆け出し、雨に濡れながら「ワタリドリ」を熱唱。観客もびしょ濡れになりながら笑顔でシンガロングし、フィールドの盛り上がりはピークを迎えた。ポップな「Dracula La」を大合唱したあと、川上は「もうちょっとだけやっていいですか？」と、先ほどとは別の新曲を少しだけ披露。最後に「気をつけて帰ってね！ ちゃんと風呂入れよ！ 愛してるぜ！」というメッセージを残して、ステージを去った。