徐々に雨足が強くなる中、Mt.FUJI STAGEではgo!go!vanillasのステージが始まる。牧達弥(Vo, G)は空を見上げ、「山の神様は俺たちに試練を与えてますね。一緒にこの試練を乗り越えていきましょう!」と叫び、1曲目の「スーパーワーカー」を演奏し始めた。
ライブ開始と同時にびしょ濡れになったフロントの3人は、「体を動かしていこうぜ!」と叫んだり、ステージを動き回ったりしながらごきげんなロックンロールショーを展開。天気に負けぬバンドの熱演に応えるように、観客も雨に濡れながら腕を突き上げ体を揺らす。オーディエンスの反応と激しくなる雨が4人の心に火をつけたのか、曲を重ねるごとにメンバーのプレイには力がこもっていった。
MCで長谷川プリティ敬祐(B)は「『SWEET LOVE SHOWER』でこうやってガチのシャワーが降ってさ、逆にめっちゃめっちゃテンション上がってない? これ絶対記憶に残るよ!」とテンション高く叫び、牧は「最高のパーティにしようぜ!」と観客に呼びかける。その言葉がきっかけになったのか、ステージ前の一体感はより強固なものに。爆走ロックチューン「ヒンキーディンキーパーティークルー」ではジェットセイヤ(Dr)のアグレッシブなドラムがさく裂し、「カウンターアクション」や「マジック」では柳沢進太郎(G)のドライブ感のあるギターや牧の朗らかな歌声に合わせてコールが沸き起こる。決して天候には恵まれなかったバニラズのステージだったが、観る者の心を晴れやかにする痛快なパフォーマンスに拍手喝采が沸き起こった。
セットリスト
01. スーパーワーカー
02. エマ
03. ヒートアイランド
04. ヒンキーディンキーパーティークルー
05. デッドマンズチェイス
06. カウンターアクション
07. マジック
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