Mt.FUJI STAGEでのUNISON SQUARE GARDENのライブは、斎藤宏介(Vo, G)のギターストロークが柔らかく響く「8月、昼中の流れ星と飛行機雲」で幕を開けた。田淵智也(B)、鈴木貴雄(Dr)が刻むリズムに合わせて、超満員のオーディエンスもゆったりと身体を揺らす。「『SWEET LOVE SHOWER』こんにちは! UNISON SQUARE GARDENです!」という斎藤の言葉に続いては「シャンデリア・ワルツ」の鮮烈なイントロが鳴り響き、フィールドから大歓声が沸き起こった。田淵は雨に濡れたステージにも関わらずアグレッシブなプレイを繰り広げ、斎藤も華麗なギターソロと高らかな歌声で観客を魅了した。
続いて「オリオンをなぞる」が始まると、鈴木のタイトなビートに乗せてオーディエンスの腕が一斉に挙がる。斎藤はそんな様子を笑顔で見渡しながら気持ちよさそうに歌い続けた。ここで斎藤は「UNISON SQUARE GARDENは晴れバンドを豪語してたんだけど、勘違いみたいです(笑)」と話して笑わせる。その後はトリッキーな展開を見せる「BUSTER DICE MISERY」へ。3人の息の合ったパフォーマンスと確かな演奏力で観客を圧倒した。
「天国と地獄」が始まるとオーディエンスは大喜びで踊り狂う。斎藤は不敵な笑みを浮かべながらシャウトし、田淵と鈴木もダイナミックなプレイで会場のテンションを牽引した。さらにキラーチューン「シュガーソングとビターステップ」が投下され、観客はジャンプしたり手を挙げたりしながら軽快なサウンドを存分に楽しんだ。
間髪入れずに始まったのは早くも最後のナンバー「ガリレオのショーケース」。鈴木は激しく頭を振り乱してパワフルなドラミングを展開し、田淵はステージ横の花道まで飛び出してパフォーマンス。斎藤も雨の降りしきるステージ前方で圧巻のギターソロを披露し、オーディエンスから大きな拍手を浴びた。演奏を終えた斎藤は短く一言、「バイバイ!」と挨拶。3人は充実した表情でステージを去って行った。
セットリスト
01. 8月、昼中の流れ星と飛行機雲
02. シャンデリア・ワルツ
03. オリオンをなぞる
04. BUSTER DICE MISERY
05. 天国と地獄
06. シュガーソングとビターステップ
07. ガリレオのショーケース
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