昨年に続き2回目の出演となったSuchmosがFOREST STAGEに現れると、超満員のオーディエンスが歓声を上げて迎え入れる。YONCE(Vo)は会場を見渡し「人いっぱいじゃん! 楽しんでる?」と呼びかけ、最初のナンバー「Pacific」をゆっくりと歌い始めた。波音も交えた心地よいサウンドに、観客はうっとりと身を委ねる。2曲目は「Get Lady」。TAIKING(G)、TAIHEI(Key)が奏でる軽やかな音色とYONCEの歌声が、極上のハーモニーを生み出した。
そのまま始まった「YMM」ではHSU(B)のベースが華麗に響き、会場の空気を変えていく。オーディエンスも両手を上げながら彼らのグルーヴに酔いしれた。MCでYONCEは「暑いな! 涼しいって思ってたのに、おかげさまでいい汗かいてるわ(笑)」と、場内の盛り上がりっぷりに喜ぶ。そして「『SWEET LOVE SHOWER』は去年も出させてもらって、湖畔のステージでいい風の中で演奏できたんですけど。今年もすごくいい風が吹いてます」と、ライブを心から楽しんでいる様子を伺わせた。
「STAY TUNE」ではOK(Dr)の刻むビートにKCEE(DJ)のスクラッチが加わったクールなサウンドで、オーディエンスを大いに踊らせる。YONCEもステージを行き来しながら、圧巻の歌声を会場に届けた。次の曲に入る前、YONCEが「あっという間でした。次の曲で最後です」と話すと、観客から「ええー?」と残念そうな声が上がる。そんな反応にYONCEは「これを聞きにきた、みたいなところあるからね(笑)」と返しつつ、自分の履いているジーンズを指しながら「このジーパンはお気に入りで、ぼろぼろになるまで履いていくつもりなんだけど。そんなふうに、ずっと歌っていく曲ができたんで」と最後の曲「MINT」を紹介。彼らの思いが詰まったパワフルな演奏と熱い歌声で、ライブを締めくくった。
セットリスト
01. Pacific
02. Get Lady
03. YMM
04. STAY TUNE
05. MINT
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