2年ぶり2回目の出演となる矢沢永吉の登場を待ちきれないファンは、開演のはるか前から“永ちゃんコール”を繰り返す。開演時刻を迎えると、純白の衣装に身を包んだ矢沢がバンドメンバーの先頭を切ってステージへ。そのまま「ようこそ、いらっしゃい!」と叫び、1曲目「黒く塗りつぶせ」をパワフルに歌い始める。彼がマイクスタンドを華麗に振り回すたび、フィールドからは大歓声が起こった。
矢沢は2年前の出演時も雨だったと語り「でも、この雰囲気で行くのもロックだよな? どう思う?」とオーディエンスに呼びかけ、大きな拍手を浴びる。そしてロックチューン「カモン・ベイビー」で会場の一体感を高めたあと、切ないバラード「古いラヴ・レター」を朗々と響かせた。
「僕はキャロルっていうロックバンドから今日まで40年以上やってますけど、こうやってフェスに出れて。こんなにうれしいことはないね」とロックフェス出演の喜びを率直に明かした矢沢は、続けて「共犯者」「サイコーなRock You!」を披露。ステージ前方で雨を浴びながらアグレッシブに歌い、会場のテンションをさらに上げていった。
「行くぜー!」というシャウトから始まった「止まらないHa~Ha」では、無数のタオルが宙を舞う。矢沢は何度も「ありがとう!」と叫び、集まった幅広い世代への感謝を表した。「今日は皆さんに会えて最高です。本当にサンキューしかないね」と語った矢沢はオーディエンスとの再会を誓うかのように「いつの日か」を熱唱。「みなさん、どうもありがとう!」と最後に伝え、アウトロが続くステージを悠々と去って行った。
セットリスト
01. 黒く塗りつぶせ
02. カモン・ベイビー
03. 古いラヴ・レター
04. 共犯者
05. サイコーなRock You!
06. 止まらないHa~Ha
07. いつの日か
0コメント