THE ORAL CIGARETTES

「SWEET LOVE SHOWER」の初日、LAKESIDE STAGEの一番手を務めるのはTHE ORAL CIGARETTES。山中拓也(Vo, G)はギターをつま弾きながら「頭からこんなん言うのもなんかもしれんけど、めっちゃ緊張してる(笑)。1年前にこの『SWEET LOVE SHOWER』で自分の喉のポリープを発表して、『1年後絶対LAKESIDE STAGEで、オーラルを大きくして帰って来る』と約束しました。もしかしたらオーラルの中では、この夏フェスの中でラブシャが一番大事な夏フェスなのかもしれません。命賭けて歌います」と宣言して、オープニングナンバー「エイミー」を演奏。ストレートなバンドサウンドと、山中の伸びやかな歌声に観客の顔には笑みが浮かぶ。

さらに「朝イチ、オーラルが一番よかったって言わせるよ」という山中の言葉から、4人はギアをトップに入れて「起死回生STORY」「STARGET」「CATCH ME」とアッパーで攻撃的なロックチューンを矢継ぎ早に叩き込んでいく。途中のMCで「めっちゃ晴れてるー」とうれしそうに叫び、柔らかな口調でリスナーへの感謝を口にする山中だが、演奏が始まれば表情を一変。後半を飾った「DIP-BAP」や「カンタンナコト」では豪快なバンドサウンドに乗せて挑発的な歌声を絡ませ、ラストの「狂乱 Hey Kids!!」では曲名通りフィールドを埋め尽くすキッズたちを狂乱させてみせる。

最後に山中は「あなたたちのおかげでオーラルは1つ前に進めました!」と汗を滴らせながらシャウト。そして4人は、1年前の約束を果たす、パワーアップしたパフォーマンスを繰り広げて、名残惜しそうにステージをあとにした。



セットリスト

01. エイミー

02. 起死回生STORY

03. STARGET

04. CATCH ME

05. DIP-BAP

06. カンタンナコト

07. 狂乱 Hey Kids!! 

LIVE REPORT | SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2016

山中湖で10回目の開催となる夏の野外フェスティバルSWEET LOVE SHOWER 2016、8月26日(金)、27日(土)、28日(日)の3日間の熱いライブをレポートします。