METAFIVE

高橋幸宏、TOWA TEI、小山田圭吾、砂原良徳、ゴンドウトモヒコ、LEO今井からなるMETAFIVEは、Mt.FUJI STAGE前に集まってくる観客を「Albore」でお出迎え。緻密に練り上げられたアンサンブルがオーディエンスの耳を刺激し、曲が終わるや否やフィールドから感嘆のため息と拍手が起きる。

LEO今井の手短な挨拶を挟みつつ6人は、クールなシンセサイザーの音色と高橋の刻む繊細なリズムが清涼感たっぷりの空気を作り出す「Maisie's Avenue」、躍動的なリズムに合わせてきらびやかな照明が光る「Gravetrippin'」を連続投下。中盤で高橋は「天気いいし、盛り上がっていきましょう」と穏やかな口調で観客に呼びかけ、自身がボーカルを務める「Luv U Tokio」を甘く低い声で歌い上げた。

しかし「Don't Move」が始まるとクールな空気は一変する。タイトでダンサブルなビート、LEO今井のセクシーな歌声、ゴンドウの吹くトロンボーンの音色などが絡み合いながら響き、集まった観客を踊らせた。その後は、SHEENA & THE ROKKETS「Radio Junk」のカバー、メロディアスでダイナミックなサウンドが野外に似合う「Disaster Baby」を届けた6人。オーディエンスは、自然の中で繰り広げられる手練れたちの息の合ったセッションを存分に味わい尽くしていた。



セットリスト

00. Mezzanotte

01. Albore

02. Maisie's Avenue

03. Gravetrippin'

04. Luv U Tokio

05. Don't Move

06. Radio Junk(※SHEENA & THE ROKKETS)

07. Disaster Baby

LIVE REPORT | SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2016

山中湖で10回目の開催となる夏の野外フェスティバルSWEET LOVE SHOWER 2016、8月26日(金)、27日(土)、28日(日)の3日間の熱いライブをレポートします。