快晴に恵まれた「SWEET LOVE SHOWER 2016」の初日もいよいよ終盤戦。Mt.FUJI STAGEのトリを務めるのは、実に16年ぶりの「SWEET LOVE SHOWER」参加となるRIZEだ。ゆっくりとした足取りで登場した3人は「PARTY HOUSE」を叩き込み、攻撃的なパフォーマンスでオーディエンスを煽る。JESSE(Vo, G)は湖畔を震わすシャウトを繰り出し、KenKen(B)は髪を振り乱し舞うようにベースを奏で、金子ノブアキ(Dr)は汗を散らしながらストイックにリズムを刻む。序盤から手加減なしの圧倒的なパフォーマンスに、興奮気味の歓声が幾度となく沸いた。
代表曲「Why I'm Me」では、クラウドサーファーが宙を舞う中で、JESSEが歌詞を噛みしめるように歌い上げる。その姿には、間もなく結成20年を迎えるバンドの貫禄が漂っていた。JESSEは「このイベント21年目らしいんだけど、おめでとうございます! 前回このイベントに出たのは16年前でした。16年ぶりにこのイベントに出させていただいてありがとうございます!」と述べ、「音楽は目に見えるものじゃないけど、目に見えないものがみんな糧になってると思うし、目に見えないものをもうちょっと信じてほしいなと思ってます」と真摯に観客に語りかけた。
後半に届けられたのはKenKen得意のスラップベースがさく裂する新曲「ONE SHOT」、金子ノブアキの豪胆なドラミングが光る「日本刀」。柵を越えて客席エリアに降り立ったJESSEは、強烈なリズム隊に後押しされるように咆哮し続ける。さらに彼は「エピックと盛り上がる準備ができてんだよ!」と古巣であるエピックレコードジャパンに戻ることをうれしそうに報告。そして復活にふさわしい気合いの入りまくったステージは、メジャーデビュー曲「カミナリ」でフィナーレへ。JESSEの「RIZE is back!」という宣言と共にRIZEのライブは幕引きとなった。
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